2019/06/02

JAL50回〜その1〜

大学時代,帰省の手段には頭を悩ませました.仙台と名古屋,手段はたくさんあります.飛行機,新幹線,高速バス,フェリー,青春18きっぷも試しました.

体力がある内は高速バスもよいですが,そのうち新幹線を使うようになります.時間があるときは,広いスペースで自由に過ごせるフェリーがお気に入りでした.その点,飛行機には縁がありませんでした.早めに予約しないと新幹線より割高だからです.

高知に引っ越し,状況は変わりました.たくさんあった手段の中で飛行機が際立ってきます.新幹線は特急列車で岡山まで行かないと利用できません.関東圏に向かうには羽田空港が便利で,飛行機の利用が増えます.

これまで飛行機を利用するのは研究で海外出張する機会がほとんど.海外に行くとき,航空会社のいわゆる上級会員が優先搭乗を受けたりラウンジに入れたりするのはうわさで知っていました.学生の間はそこまで飛行機に乗る機会もなくうらやましい程度でしたが,ついに上級会員を目指すチャンスが訪れました.

周囲の研究者には公的な出張のみで上級会員に達する人もいますが,私には当てはまりません.自分でお金を出して,飛行機に乗る.言い換えれば修行が必要になります.JALの場合は,年間50000ポイントか50回が到達目標です.

50000ポイントは主に海外など長距離フライトで稼いで,50回は国内の短距離フライトで回数を重ねるのが一般的なようです.1月〜12月のカウントなので,修行するなら早めがベストです.2018年3月の時点で私はどちらを目指すべきか,どちらにも可能性のあるポイントや回数でした.

いずれにしても費用はかかりますが,海外旅行をするか国内か.海外なら長期滞在したいけど,ちょっと難しそう.国内で回数を稼ぐ方法について探ります.

JALではちょうど"跳び飛びの旅"という飛行機ホッピングツアーが企画されていました.2日か3日で8回〜16回飛ぶツアー.公式には飛行機が好きな人のために,ですが,私のような修行する人の利用も多いようです.

羽田発の8回ツアーで,高知羽田の往復も加えると2日で10回の計算.これでも経験のない多さなので,怖々申し込んでみます.朝早く高知から羽田に向かうと,次の目的地は徳島.四国に戻ってしまっています.一体何をしているんでしょう.

初めての徳島空港,しかし乗り継ぎは30分しかありません.ちょっと写真を撮り,福岡空港に向かいます.福岡ではおにぎりをつまみ,鹿児島空港へ.この時点でだいぶ非日常を感じています.

初日最後のフライトは鹿児島から沖永良部島へ.初めて聞く島の名前です.鹿児島県の離島の一つで,奄美群島と呼ばれています.小型の飛行機で沖永良部島へ到着すると,南国の雰囲気です.ホテルへバスで向かうと,同じルートの人もいるようです.大浴場に浸かると海が目に入ります.離島にいることを実感しつつ,フライトの疲れを癒します.
つづく

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