2018/11/11

5000枚のEvernote


情報やアイデアをどこに保存しておくか.以前は手帳をはじめ紙媒体が基本でしたが,パソコンの発達でデジタルに保存する選択肢が生まれました.

梅棹忠夫著「知的生産の技術」で推奨されたのは京大カード方式.私も一度試しましたが,カードのアナログ情報とパソコンのデジタル情報が分散し,断念しました.

そこで使用したのはデジタル情報のカードであるEvernote.使い始めて5年,カードは5000枚を超えました.60ページノートに貼れば約80冊に相当します.

情報データベースはその数が多いほど威力を発揮するといわれます.特に以前の情報を見直すことで,新旧のアイデアが混じり合い着想が発展します.

今回は5000枚の割合をチェックしてみました.大まかに見て研究関連が46%,趣味関連が44%と近くなりました.

研究関連の中身は先行研究をはじめインプットが半数以上,残りは自分の着想と論文として公表済の情報です.

論文ひとつ仕上げるのに150以上のカードが必要でした.着想のカードは約400枚なので論文のタネふたつ分になります.

趣味の方は気になったメモ(インプット),読書メモ,思い付きが3分の1ずつ.研究ほどインプットは必要でなく,体験や経験から思い付きが生まれます.

割合をチェックできたところで,これが最適かどうか.研究面では公表済を増やすこと,趣味面は思い付きを形にすることが必要です.

デジタル時代は情報が氾濫する分,いかに取捨選択するかが鍵になります.その情報を活用し,私のブログも更新を重ねます.