2015/03/10

タイピング

















中学校のときはコンピューター部だった.
コンピューター部=帰宅部ではなく,よくコンピューター室に通っていた.
ブラウン管のディスプレイに向かって,やっていたことは,
チャットやネットサーフィン.

チャットは同じコンピューター部の友達と.
隣に座る友達と口で話をするのではなくて,チャットで会話する.
今にして考えると信じられないようなことをしていた.

運動に励む友達を思うと,チャットやネットサーフィンにふけることは
中学生らしい生活ではなかった.
そんな中で,興味を持ってできたことが,タイピング.
先生がタイピングソフトをいくつか用意していて,気に入ったのをインストール.

主に取り組んだのは,百人一首と北斗の拳.
百人一首では,和歌を覚えるところまではいけなかったけど,
たくさんひらがなを打つ練習をした.
もしくはaからzまで何秒で打てるかというトライアル.
今現在は6秒くらい.当時はもっと速かったのかな.

北斗の拳では,敵が出してくるフレーズをタイプする
アーケードモードが面白かった.
フレーズのひとつは,
「あたたたたたたーーーーーーーーーーたた」
左手が痛くなったのが懐かしい.

そうしてレベルがあがってきたころ,目を覚まされたのは,
隣ではない人とのチャット.
私の二倍くらいの速さでタイプする人がいて,コツを聞いてみると,
ローマ字入力ではなくて,かな入力をしているらしい.
例えば「日本語」を入力するとき「nihongo」か「にほんご」か.
タイプする数がおよそ半分で済めば,二倍の差がつくのにも納得.

上には上がいると感じて,そこから,特に練習することはやめてしまった.
ネットサーフィンと同じく,タイピングも適度がいい.
中学校でタイピングに親しんだ経験は,今にも活きている.
手書きでは大変な長文も,タイピングなら難しくない.