2015/04/07

5thTOEIC












高校まで英語は"好き"レベル.
英語圏の人に会う機会もほとんどなかった.
漠然と,洋画を字幕なしで楽しめたらいいな,なんて思ってた.

大学1,2年の英語では,アメリカ人講師の授業が印象深かった.
洋書の多読をすすめたり,HPを活用したり.
高校までの,英語を(に)日本語に(を)訳す授業との違いが面白かった.
けれど授業が終わってしまうと,継続して英語を勉強することはなかった.

転機になったのは初めての海外行きが決まったとき.
パスポートこそあったけれど,心の準備など何もできていない.
入国審査で通過に手間取り,別の入口を案内されたのは苦い思い出.
習うより慣れろと,2ヶ月間英語の環境に飛び込んだ.

海外でどれくらい英語力がつくかと,事前に初めてのTOEICを受けていた.
Listening, Readingとバランスよく670点.
さて帰国後受験してみると,Readingが大幅に伸びるも,Listeningは微増.
英語圏で,たくさん英語を聞いたのに!
2ヶ月は,英語耳となるには短いのかもしれないと感じた.

このころから研究室に留学生が仲間入りし,
日本にいながら英語を(少し)話す環境が始まった.
英語力をつけるというより,コミュニケーションで精一杯.
TOEICは1年後の受験が割引になることもあって,半年後に3度目の受験.
Totalの得点はほぼ変わらず,再びListeningとReadingのバランスがとれる.
一所懸命に留学生と会話したのが,Listening力upにつながったのかも.

ただ,2→3回目は点数の通りに伸び悩みを感じていた時期でもあった.
半年後に受けても明らかな実力アップは望めず,1年後に切り替えた.
この1年間に新しく取り組んだことが2つある.
1つはPodcast. 手に入れたiPadで,英語のラジオやビデオに触れ始めた.
CNNニュース,BBC 6 minute English,いろいろチャレンジしたけれど,日本語⇔英語の番組よりは,英語音声だけのPodcastを購読するようになった.
英語を積極的に聞く習慣がつき始めた.

もう1つは東北大で2か月間開かれた課外授業"Practical English Course".
DiscussionやPresentationを主にした授業で,先生もネイティブのベテラン.
課外授業だけあって参加学生の英語に対する意欲は高かった.
半数近くが留学経験をしていることに,とても刺激を受けた.
最後に10分間Presentationをしたことは,大きな自信になった.

そうして4回目の受験.
Listeningの音声が始まってすぐ,「聴けている!」という感覚を持った.
スピードはPodcastで聞いているレベル.
Readingを落ち着いてとき,800点の壁を超えたような感覚があった.
スコアを受け取るとうれしく,同時に新しい目標を設定する気持ちになった.

英語を使う機会を増やそうと,ボランティアに参加した.
いつかの「洋書の多読」をチャレンジし始めた.
日々目にする論文はむろん英語.
特に洋書の多読は,「緋文字」「高慢と偏見」など
海外の名作を知るきっかけにもなった.

そして先日受けた5回目のTOEIC.
前回より少しでも上がっていれば,という期待を超えて,夢の905点.
高校の先生が言っていた「英語を英語のまま理解する」姿勢がつかめた実感.
ここからはTOEIC中心ではなくて,WritingやSpeakingに転換するつもり.
「スコアはあるけどしゃべれない」のは笑えないから,
書く話す機会を大切に,これからも英語を楽しみたい.

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