以来献血は年数回,27歳の今日まで続けている.献血ルームには飲み物,アイス,マッサージ機まであり,快適な環境が整えられている.献血回数が10回に達すると,記念品として”おちょこ”をもらうこともできた.
そんな私よりも,たくさん献血をする人がいる.友人の一人は,居住地に限らず,出先の献血ルームにも足を運ぶらしい.全国にネットワークがあり,献血する意思さえあればできるとはいえ,一目置いている.
献血をする意味を私なりに考えると,まずは健康の確認がある.簡易的ながら,血液に関する数値(赤血球数,コレステロールなど)を知ることができる.もうひとつは,幸い健康である私が,血液を必要とする方の,助けになることができる.
これまで2回ほど,うまく献血できなかったことがある.冷え症により,血液が流れにくいためもあるらしい.献血に不安を覚える人は,成分献血(血しょう,血小板)も選択肢に入れてほしい.400mlよりは,成分献血が体への負担は少ない.
献血ルームでは,心が和む場面にも出会う.壮年の夫妻が揃って検査を受けていると,妻は血管が細めで,献血を見合わせることになった.夫はそれを励まし,妻は待合室で彼を待つ.二人の健康さ,また幸せさが感じられる.
血液は長期保存することができないため,常に一定数の献血が求められる.そのため,複数回献血する人には特典が用意されている.私が頂いた10回記念の他,30回,50回記念がある.60歳以上+50回だと感謝状が贈呈されるらしい.
献血者数が減少する,寒い冬.ひとりでも,誘い合っても,はたちでも,60歳以上でも.献血を重ねる人が増えるならば,記念の”おちょこ”がお酒を一段おいしくするかもしれない.
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