2015/06/13

Jane Austen
















Jane Austenの作品で最初に読んだのはPride & Prejudice映画にもなった「プライドと偏見」は内容が濃くて,当時の社会や結婚観がよくわかる.
---When I first met you, I realized you were the last man in the world whom I could ever be persuaded to marry.---
エリザベスがダーシーに向けて放ったのは,「第一印象で,あなたとは絶対結婚したくないと感じた.」という一言.こんなこと言われたら,誰でも落ち込んでしまいそう.まさしく返す言葉をなくしてしまう.

主要6作品があることは,Pride & Prejudiceを読んでから知った.他の作品も映像化はされていて,例えばNorthanger Abbey字幕はないけど,Youtubeで全編見られる.
---I'm sure Catherine will make a poor housekeeper, but practice is a good teacher.---
結婚するキャサリンへの,はなむけの言葉.「キャサリンは家事できないけど,実践したらなんとかなるよ.」わが子への餞別としては皮肉めいてるけど,ユーモアに満ちたアドバイス.

各作品の主人公は女性だけど,相手役の男性も人間味がある.Persuasionのウェントワースさんは,
---He hesitated, undecided, said nothing, only looked.---「ためらって,決められず,無言で,視線だけ」のときもあるけれど,
---I have loved none but you.---「あなたの他に愛した人はいない」と伝えられるかっこいい人.

このほか,Mansfield Parkのかわいそうなファニー,Sense & Sensibilityの不仲な姉妹,おせっかいなEmmaさん.人物相関図をイメージするまでが大変だけど,その後は深みある物語にはまる.

Jane Austenの6作を終えてから,映画「ジェイン・オースティンの読書会」を観てみた.様々な人生を送る6人が集まって,毎月読書会をする.ジェイン・オースティン作品の影響を受けて,ひと月ごとに,6人の人生も変わっていく.原著を読んでないとついていけないシーンもあったけど,やはりハッピーエンドに向かっていく穏やかなドラマ.


洋書多読,次は何を手にとろう.

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